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古代船「なみはや」の解説のお知らせ

2006年11月09日

古代船「なみはや」の解説を行っています。
   次回 11月19日(日)13:30~15:30
   場所 なにわの海の時空館前
         大阪市住之江区南港北2-5-20
         電話番号: 06-4703-2900

 復元された古代船「なみはや」について 
昭和63年に大阪市平野区長原から出土した「船形埴輪」をもとに、大阪市政100年(平成元年、1988年)を記念して造られました。材質は米松で、アメリカ・オレゴン州から樹齢650年のものが寄付されました。丸太をくりぬき、横板を積み上げた準構造船です。 この「なみはや」は、大阪天保山から韓国の釜山まで35日をかけて実験航海をしています。長原から出土した「船形埴輪」は、長さ128.5cm、幅26.5cm、高さ36.0CM、重要文化財に指定されています。

 9月17日(日)、解説イベントを行いました。 「なみはや」の解説ボランティアを行ってきた「ドキドキ考古学」のメンバーと、当館学芸員が解説を担当し、来館者の皆さまにご好評を頂きました。また今回は、「なみはや」が天保山から韓国釜山まで実験航海した際、漕ぎ手として参加された方々も駆け付けてくださり、当時の貴重なお話を聞かせて頂けました。 

 ●当時の漕ぎ手のお話
   大阪市立大学のボート部が漕ぐ作業にあたった。26名を8~9名の3班に分け、天保山から牛窓、牛窓から福岡、福岡から対馬の各区間を分担して漕いだ。最後、対馬から釜山までは伴走船にも分乗して全員で行った。 漕いでいても風景が変わらず、前進していないような気分があった。対馬から出航した際には、大揺れで船酔いする者が続出。 対馬から釜山に出航するまでに台風が3個通過し、その間松木先生に航海術やロープワークについて教わった。 当時、8人で立ち漕ぎしたが、力が入りにくく、水を十分にかいていた感覚は無かった。長時間すると手の平の豆が破れた。出航後、早く曳航が来ないかと思ったこともあった。

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